| 塩分を取りすぎると血液中のナトリウム濃度が上昇，それを薄めるため血管内に水分が集まります｡その結果，血液量が増え、血管を圧迫｡この水ぶくれ状態が長く続くと血管の壁は弾力を失い，硬化します｡こうして，血圧を調節している細動脈（動脈の末端の一番細い部分）の中膜の筋肉が硬化する病気が高血圧です｡さらに高血圧が長く続く動脈も硬化しやすくなり，動脈硬化をまねくことに｡減量を実行すれば，高血圧・動脈硬化を防ぎ，心臓病や脳卒中の予防にもつながります｡また最近では，胃がんの予防にもなるとの研究結果もあるようです｡動脈硬化の予防には、代替医療の分野で脚光を浴びている、ポリフェノール含有健康食品（フランス海岸松エキス等）が有効とも言われています。 |